スタンプワーク刺繍見つけた

１７世紀頃　イギリスで流行した
立体的に仕上げるスタンプワーク刺繍

ロンドンにあるヴィクトリア＆アルバート美術館でも
多くの作品を鑑賞した

そのスタンプワーク刺繍

２６日まで　奈良国立博物館で開催中の
”糸のみほとけ”展で発見

花鳥に加え
なんと如来、菩薩、阿修羅、僧侶などが
スタンプワーク刺繍

破損しているところから、
真綿らしき物が見える
いわゆる詰め物して、しっかり立体的に表現

中国　元代に多く用いられた技法で
網繍（あみぬい）だそう

作品は１３世紀の物なので
３００年以上かけてイギリスに伝わったのかしら

図録の説明によると”わが国では定着しなかった”とあります

江戸時代の袱紗にも見かけたことのある技法。
１５年位前にイギリスのスタンプワーク刺繍として紹介され
一世風靡して２１世紀の日本では人気の技法でも定着したとは今でもいえないかも・・・

悠久のスタンプワーク刺繍是非ご覧下さいね
＃７２　重要文化財　刺繍九条袈裟　無関普門所用

皆で待ってます


東京　本日は涼しい
でも台風が心配
気をつけて過ごしましょうね

刺繍貴重な機会

再び奈良

”またまたいらっしゃ～い　お暑いですね”と

木陰にいた鹿さん

”さぁさぁこちらです”と

鹿さん

幸運にも
多分凄い倍率の中、当選

大人向けワークショップ
「天寿国繍帳の縫い方を体験しよう」

２６日まで奈良国立博物館で開催中の
”糸のみほとけ”展
展示会場内　”刺繍と綴織の技法”（資料展示）の
刺繍を担当された刺繍工芸家
繍匠　樹田紅陽先生の指導のもと、
本格的な日本刺繍を体験

普段右手の作業が多い中
両手使い
ちょっと心配でしたが、
針運びの丁寧なご説明に、ついつい右手がと言うこともなく、
針を布に刺す時の心地よい音とともに作業を楽しみました

実際刺し始める前に
”天寿国繍帳を刺すので、聖徳太子様への想いを込めて刺して下さい”
という先生のお言葉に感動

刺繍を愛される巨匠のもと
とても丁寧なご指導いただき
学ぶ事がとても多く
貴重な時を過ごさせて頂きました<(_ _)>

短い時間有意義に作業できるよう、
ご準備いただいた先生のアトリエの皆様
奈良国立博物館の皆様
有難うございましたm(_ _)m
この体験は宝物となりました

ワークショップの後は
閉館まで”糸のみほとけ”展を再び鑑賞
資料展示もしっかり
針・糸・技法について分かりやすく
映像の説明も
そして
前期最終日でしたので
生きている間にまた再び会うことがあるかわからない
展示入替えされる作品に
”祈りと感謝”の気持ちをこめ
脳裏に焼き付けて参りました

８月７日から後期スタート
もちろん再び奈良へ行きます
まだ足を運ばれていらっしゃらない方は
お急ぎご計画下さいませ
「逃した魚は大きい」どこの話ではないですよ
「見逃した’糸のみほとけ’は凄すぎた」

１００点を超す飛鳥時代から江戸時代までの名品を
観れる機会が今あることに感謝

糸のみほとけ展詳しい情報↓
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/ito/ito_index.html

素敵な一週間を

是非ご覧下さい

関西エリアで７月２２日に放映された
読売テレビ
”学び旅”　糸のみほとけ～究極の美をたどって～
８月２６日　１２時まで　無料ネット配信されております
こちら↓
https://www.ytv.co.jp/mydo/mihotoke/

7月のNHKカルチャー　旅座
”糸のみほとけ展と天寿国繍帳ゆかりの寺院を訪ねる”
ご参加下さった皆様　
旅のダイジェスト版のようで
あの感動を再び
お楽しみ頂けると思います。

當麻寺


中宮寺


暑さ続いております。
皆様ご自愛くださいませ

糸のみほとけ

”糸のみほとけ”

初めて聞く言葉に
素敵ねと話題になっていた

”糸”は漢字で”みほとけ”はひらがな
優しく温かくそして糸の魅力が伝わる

この素敵な言葉は
”糸のみほとけ展”を担当された
奈良国立博物館　学芸部長
内藤栄先生が　産みだした言葉だそう

”繍仏”より
親しみがもて、和む

実際　刺繍・織を習われた内藤先生によるこの展覧会
糸への愛がたっぷり感じられ
次への受け継ぐべきテーマも示してくださっている。

８月４日(土）　
奈良国立博物館で
内藤 栄先生による公開講座（聴講無料）がございます。
貴重な機会
詳しくは↓
https://www.narahaku.go.jp/events/lecture.html

今年の夏は暑い
糸関係者には熱く厚い夏

奈良国立博物館Twitter↓展覧会に関する貴重な情報が沢山
https://twitter.com/narahaku_PR

糸のみほとけ展 後悔しない刺繍人生のために

８月スタート

奈良国立博物館で２６日まで開催中
”糸のみほとけ”展
詳しくは↓
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2018toku/ito/ito_index.html

想像を遙かに超えた
内容の濃い刺繍展

作品数の多さ
ステッチまでしっかり鑑賞できる、照明・展示方法に
このような展覧会は今までにもそして今後もきっと開催されることはないかも
頑張って行く価値あり

＃３－１　国宝　天寿国繍帳
今回の展示でその魅力そして貼り合わせ感がしっかり
何時間でも観ていられる

＃３－２　国宝　天寿国繍帳残欠
写真では観たことありましたが、本物をこの目で観れて感無量

この展覧会では刺繍残欠が多数展示されております。
刺繍マニア・オタクにはたまらない

＃３０　国宝　綴織當麻曼荼羅
伝説の曼荼羅　その前に立つとただただ感動

＃４０（大英博物館蔵）・４１（国宝）
釈迦如来説法図　それぞれの魅力がたっぷり観れる
ステッチ・配色の違いも面白い

＃４７　重文　文殊菩薩騎獅像
鬣と尾が魅力

＃４８　重文　大日如来像
繊細で美しくそして力強い
刺繍ならではの魅力全開

＃４９　重文　種子両界曼荼羅
巧みな刺繍表現に圧倒される
図録の写真が小さいよ
部分アップの写真がなかったよ

＃６８　楊柳観音像
金糸を用いた表現が、技法は違うけど
お教室のカリキュラムとしてデザインしてるキャンバスワーク刺繍と
似ていて

＃７１　重文　九条袈裟貼屛風
様々な刺繍技法を駆使し、それぞれのモチーフを表現し
個々の図案をつなぎ合わせ一つの世界にしたこの作品
特に私好み　目指す刺繍観かも

＃９５　重文　釈迦阿弥陀二尊像　（前期　8月5日まで展示）
図録解説に”表装の地には二仏がのぞく宝塔を置く、類例のない図像の繍仏”と
宝塔の扉が開いていて二仏が
獅子香炉がたかれているさま、天蓋の美しさ、作品上部も魅力

＃１０５　當麻曼荼羅
圧巻・眩しい

＃１２１　阿弥陀名号
もう一度じっくり観たい

＃１２４　刺繍三味耶幡
刺繍をする者として感謝の展示

第５章　中国の繍仏
金箔の唐草文の装飾が斬新
経文の刺繍凄すぎ
　
第７章　髪を繍い込む
髪の不思議な魅力そして
美し流れで刺す技術

表現しきれない
どうにかまとめ上げました(*^_^*)

後悔しない
刺繍人生のために
この展覧会は見逃せない

日本語だけでなく英語　韓国語　中国語のチラシも

日本で受け継がれた来た刺繍作品
感謝とそしてこれからも伝え受け継いでいきたい。
この展覧会を見逃して後悔する人がいないよう
微力ながら宣伝していきたいです。
　
宜しくお願いします<(_ _)>

国宝 天寿国繍帳グッズ

５０年ぶりに
飛鳥時代から江戸時代までの
祈りを込めた刺繍作品
国宝・重文を含む名品たちが一堂に間近で鑑賞できる
”糸のみほとけ展”
奈良国立博物館で８月２６日まで開催中

国宝であり現存する日本最古の刺繍
天寿国繍帳
ゆかりの寺院　中宮寺で
購入したクリアファイル

開くと両側にポケットがあり
糸のみほとけ展グッズクリアファイルと同じく
白い紙を入れると
透け感のある天寿国繍帳図柄が
おしゃれ

中宮寺オリジナル蒔絵シールも一緒に

※中宮寺で購入
I様に教えていただかなければ見逃してました
有難うございます<(_ _)>
シールを入れてくれた袋も可愛い

そう言えば・・・
亀さんの中の４文字はかなりポイントだと
この展覧会・奈良国立博物館 学芸部長 内藤栄先生のご講義より知り
あ”

２５番刺繍糸で刺しやすいようにとデザインした
こちらの↓本に掲載していただいた作品

懐かしさに心和む! ワンポイントの和柄刺しゅう350 (アサヒオリジナル)

• 作者:
• 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
• 発売日: 2018/06/20
• メディア: ムック

２文字にしちゃった
中宮寺の亀さんは”中宮尼寺”の４文字
自分にとって重要な文字を入れてアレンジしていただいても
時空を越えて繋がるきっかけとなるかも

”糸のみほとけ展”展示入替えがございます。
前期は８月５日まで、
お見逃しなく

糸のみほとけ展グッズ２

奈良国立博物館で開催中の
”糸のみほとけ”展では

オリジナルの
お菓子
刺繍キットなど
展覧会グッズが販売されている
美しいクリアファイルについては
こちらの記事↓でご報告済み
https://atelierm.blog.so-net.ne.jp/2018-07-20-1

絵はがきも購入いたしました
その中で
国宝　刺繍釈迦如来説法図の手のアップ

デザイン性があって
ステッチもはっきりわかるので
刺しゅう度が高くて
気に入ってます
裏にも文章が書けるので
表にはメッセージ　”ありがとう”とか”暑中お見舞い”
楽しく使えそう

東京は台風が通り過ぎましたが、
先ほど急な局地的雨が
まるで我が家の上だけ的な
まだまだ注意して過ごさないと
経験のない進路を行く台風１２号
気をつけて有意義な日曜日をお過ごしください

充実”糸のみほとけ展”鑑賞のために

先週催行した
NHKカルチャー　旅座
”特別展「糸のみほとけ」展をより深く楽しむ”ツアー

１日目は糸のみほとけ展　聖地巡礼
２日目　特別展鑑賞前に　
この展覧会を担当された
奈良国立博物館　学芸部長　
内藤栄先生に
旅座のために特別ご講義をしていただきました<(_ _)>

繍仏の歴史から
前日の聖地巡礼を考慮頂いての詳しいご説明
そして
刺繍技法やステッチの美しさをより楽しめる鑑賞方法まで
幅広くお教えいただき
とても充実した鑑賞を楽しめ、多くの事を学べました

８月４日(土）には
奈良国立博物館で
内藤栄先生による
公開講座がございます。
詳しくは↓
https://www.narahaku.go.jp/events/lecture.html

また重量感たっぷりの
図録を鑑賞前にお取り寄せして
予習するのもいいかも

帰宅後、楽しんでいるので
ちょっとくたびれてきたかも
保存用にもう一冊購入します

台風接近中
気をつけて過ごしましょう

聖地巡礼

人気のドラマ・映画・アニメなどの
ゆかりの地をめぐる聖地巡礼をされる方がいらっしゃるように

奈良国立博物館で開催中の
”糸のみほとけ”展
聖地巡礼として旅座を企画・同行してまいりました

折角行くのだから・・・
あそこも・ここもと
でも
盛り沢山すぎてはかえってもったいないので
深くじっくり
そして余韻を残して再び訪れたいと思ってもらえるよう
旅行内容を企画

広い境内に１３の塔頭がある當麻寺

お花の名所でもある當麻寺

タチバアオイが
満開で迎えてくれました

歴史ある當麻寺
見所満載

當麻曼荼羅の絵解き
ご住職による丁寧なご説明でご案内いただき
充実した内容の印象に残る時を過ごさせていただきました
當麻寺の皆様有難うございました<(_ _)>

次回訪れる時はゆっくり一日がかりで

往年の雄大な伽藍配置、東西の古塔２塔が一緒に望める奥院なども
只今西塔が改装工事中でしたので
美しく生まれ変わった時
ぼたんの花が咲きほこる時
訪れたいと思います
そのときは写仏も体験したい

いにしえの素敵な寺院には
ロマンがいっぱい
そしてほっこり感も
當麻寺の魅了はまたゆっくりご紹介させていただきます。
お付き合いくださいませm(_ _)m

少し過ごしやすくなったようです。

糸のみほとけ展を機会に
糸にゆかりのある方　刺繍好きな方は
聖地巡礼もお勧めです

自由研究は小・中学生無料デーを活用して

夏休み
小学生　中学生
自由研究のテーマお決まりですか？

暑さを気にせず
盛りだくさん　見頃いっぱいの
展覧会　”糸のみほとけ展”を鑑賞しての自由研究がお勧め

７月２８日（土）・２９日(日）は子ども無料日
小・中学生は無料、同伴の保護者は団体料金で鑑賞できる。

仲良しのお友達と一緒に鑑賞しても
展覧会の内容が濃いので
カブリの心配なし

国宝　天寿国繍帳を掘り下げても良し
刺繍　織についても良し
繍仏の歴史でもよし
好きな作品を見つけて語るも良し

この素晴らしい展覧会
感受性豊かで好奇心旺盛の
こどもたちにとって生涯記憶に残る経験となるに違いない

いらしてね

と鹿さん